2017年7月、
こんな講座をやってほしい、
こんな講座があったらいいな、
ジャズヴォーカルを学ぶ方から特にリクエストの多かった講座。
そして、今回の講師・雨宮彩葉先生ご自身も、
歌伴奏やアンサンブルの伴奏などを通して、
こういったことをみなさまが知っていたらもっともっと歌うことが楽しくなるのでは…との思いから
bf Jazz School?ピアノ講師の雨宮彩葉先生とゲスト講師平賀マリカ先生による、
『これだけは知っておきたい!ジャズヴォーカリストのためのジャズ理論と譜面作成講座』を開講いたしました。
第一回目ということで、
期待や不安をお持ちのジャズヴォーカルを学ぶたくさんの方にお越しいただき、
大盛況となったこの講座ですが、
その内容の濃さに目を見張りました!
7/1、8、17日の三回に分けて行われましたが、
各回きちんとステップアップできるように
基礎中の基礎からはじまり実践で役立つ譜面作成のポイント、リズム出しのコツ
まさにヴォーカリストに必須の重要ポイントばかりを集めた講座でした。
各回の内容を簡単に説明すると、
<第1回>?楽譜の要素(音符・拍子・調号等)と譜面作成
★マリカ先生:テンポの出し方等。
<第2回>?コード基礎前半(調性、インターバル等)と譜面作成
<第3回>コード基礎後半(コードまとめ)と譜面作成
★マリカ先生:様々なリズムとカウントの出し方等。ひとりずつ歌ってみましょう!
音楽理論の初歩というのは
小学校の音楽の時間で学ぶ音楽記号についてなどですが、
わかっているから大丈夫、覚えていないけど自分には必要ない、
そんな風に思いがちな部分でもあります。
ではなぜ、
ジャズヴォーカリストとして音楽理論を振り返ってみなければならないのでしょうか?
それは、この講座の最初に平賀マリカ先生のお話からもあったように、
ジャズヴォーカリストとして自分のKeyに合わせた、自分の楽譜を持っていなければならないからです。
楽譜は手紙と同じで、相手の方への敬意と自分の品位を表しています。
正しくてわかりやすく、美しい譜面を伴奏者に渡すことがどれだけ重要か
マリカ先生の経験談より再認識させられました。
そして伴奏者の立場でもあるピアニストの雨宮彩葉先生からは
どんな風に音符が書いてあると読みやすいか、音符や記号を記入する場合の暗黙のルールなど、
プロのミュージシャン(伴奏者)の方々が
敢えてここまで口に出して説明をしないようなきめ細やかなことを、
ひとつひとつ受講生のみなさまにご説明してくださいました。
受講後のご感想の中には、
〇ピアノを弾きながら、コードを確認して歌の練習をしてみたい。
〇復習をしっかりして、より深い理論を学んでいきたい。
〇リズムの出し方がとても勉強になった。
このようなお声をいただくことができました。
こうしておひとりでも多くのジャズヴォーカリストと
ジャズを演奏する楽器奏者の架け橋となり
たくさんの素晴らしいアンサンブルが生み出していけるよう
今後もこのような講座を企画して参りたいと思います!
※大変反響をいただきましたこの講座は、また開講予定です。
日程が確定次第、ホームページとフェイスブックページ”bf Jazz”にてご案内申し上げます。
ご参加いただきました皆様、ありがとうございました!
HAKUSAN Laboではこれからもたくさんのイベントを開催してまいります。
今後のイベントのご参加をお待ちしております♪
文:相原雅美(bf Jazz School)